香川照之が罪なき人の命を奪いまくる… 久々の主演作「災」は“救いゼロ”なのに見逃せない
2019年・千葉。漁港の食堂を切り盛りする女性(安達祐実)。夫は不在、どうやら失踪した模様。見知らぬ顔の雇われ漁師(香川照之)が食堂に来て、じっと女性を見つめる。その後、海に浮かぶ女性の遺体。なんとも不穏な事件で幕を開けたのがWOWOWの「災(さい)」。久々の香川主演作だ。毎話異なる役(ホームページでは・あの男・扱い)で登場し、人々に災いをもたらすという。ほら、いろいろあってさ、紆余曲折を経て、深く濃くシワが刻まれた香川の顔が「災」の文字そのものにも見えてくる。...