名投手・米田哲也を転落させた「水商売の失敗」のウラ側 芦屋の高級マンションは競売に

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野球への情熱

 それでも彼は常に野球への熱い思いをにじませていたという。

「プライドは高かったんちゃうかな。外出するときは必ず、後ろに“名球会”と刺繍(ししゅう)されたキャップをかぶっとった。名球会の集まりで東京に行くこともあるようで、ついこの間も“今度、張本と会わなあかんのや”ってこともなげに言うてた」(近隣住民)

 球界の最新動向もチェックしており、

「佐々木朗希がドジャースに移籍するという話が出たとき、“どない思う?”と聞いたら、“ええ時はええけども、スタミナがないな。あかんのちゃうか”って。去年くらいかな、地元の少年野球のチームに教えてくれって頼まれたみたいですよ。でも、“厳しく指導したらついてこないから断ったんや。今の子は甘えてる”言うてました」(同)

 引退からおよそ半世紀。生活は困窮していても、野球への情熱は衰えていなかったのかもしれない。それだけに手を差し伸べる人が現れればいいのだが……。前編【銀座のクラブで「今晩この女と寝るから、お前コンドーム買ってこい」 万引きで逮捕された350勝投手「米田哲也」の豪快エピソード】では、現役時代の豪快な気風について詳報している。

週刊新潮 2025年4月10日号掲載

特集「缶酎ハイ万引きで逮捕 歴代2位『350勝』投手 米田哲也が陥った極貧生活」より

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