音楽番組に“異変” 旧ジャニ勢と他事務所の男性アイドルグループがテレビ共演 “大人の事情”も

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改名を余儀なくされたコンビも

 TBSといえば、2023年7月15日に放送した歌謡特番「音楽の日」で所属事務所の垣根を越えた総勢90人のダンスコラボ企画を実現させ業界を驚かせた。ジャニーズ事務所(当時)所属のグループのほか、GENERATIONS、BE:FIRST、INIら12組のメンバーが一堂に会し合同でパフォーマンスを披露。

 さらには、次世代ダンスボーカルグループとしてPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE、DXTEEN、MAZZELも参戦し、音楽ライターから「これまでの芸能界ではあり得ないことが起きている」との声が上がるほどだった。それでも、前出のM!LKは2014年から活動を続けていたのにもかかわらずこのような特別企画に招かれることはなかったのだ。

「女性アイドルグループと違い、男性アイドルグループは従来、ジャニーズ勢との共演NGがまかり通っていました。90年代に活動を始めたK-KiD'sというコンビが、93年に結成されたKinKi Kidsとコンビ名が似ている、としてジャニーズ事務所から横やりが入り『グレートチキンパワーズ』への改名を余儀なくされる一件がありました。

 その後も旧ジャニ勢は、ヒップホップ系やK-POPをのぞく男性アイドルグループとの共演を徹底的に避けてきたのです。旧ジャニ勢が出演する音楽番組にM!LKが合流できたのは画期的ではありますが、事務所同士の“大人の事情“もチラつきます。なにせ、現在放送中のドラマ『キャスター』では、M!LKと同じ事務所の永野芽郁とSTARTO ENTERTAINMENT所属のなにわ男子メンバー・道枝駿佑が仲良く共演していますから」(前出のスポーツ紙記者)

 勢力図の変化が激しい音楽業界。テレビ局にとって新たな忖度枠が増えたということなのか。

デイリー新潮編集部

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