創業は「関ヶ原の戦い」の4年前! 「東京産」を貫く酒舗「豊島屋本店」は“居酒屋のルーツ”でもあった
今年は、“昭和100年”にあたる。その間、日中戦争、太平洋戦争、原爆投下、敗戦、GHQによる占領、講和独立、高度経済成長、1964年東京五輪、1970年大阪万博、1972年札幌冬季五輪、石油ショック……と、怒涛の出来事がつづいた。そんな激動の100年間を生き抜いた「東京の食」を紹介する新シリーズ。その第1回は……。
佐伯泰英の人気時代小説「鎌倉河岸捕物控」シリーズ(ハルキ文庫)の舞台は、現在の内神田にあった運河の陸揚げ地・鎌倉河岸の酒問屋「豊島屋」である。...