「子どもを託児所に預けたまま飲みに…」 高田馬場ライバー刺殺事件・最上あいさんの奔放な夜遊びを知人が証言 事件から2カ月も“拡散”は止まらず

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2カ月で250万円の借金

 高野容疑者が「ふわっち」で被害者の女性を知ったのは2021年の12月。やがて連絡を取り合う間柄となり、翌年8月、初対面を果たす。場所は、被害者の女性が勤める山形市内のクラブだった。

「数回やって来た高野さんのことは、“私にガチ恋の人”と言っていました。私も何度か見かけたことがありますが、高野さんはすごくおとなしくて真面目そうな人、という印象。借金の話なんて聞いたことありませんでした」(店の関係者)

 しかし、このクラブでの対面が、二人の人生を決定的に狂わせていく。

 高野容疑者が被害者の女性に対して提起した貸金等返還請求訴訟の資料によると、クラブ初訪問の約2週間後、被害者の女性から高野容疑者にこんなLINEが届いた。

〈申し訳ないんだけどさ、昨日日雇いバイト行った先に財布忘れちゃってまじ手持ちない状態だからちょいお金貸してほしいんよね〉

 高野容疑者は〈4万でいいかな〉と応じ、すぐに指定された口座に送金した。

 数日後、またもや窮状を訴えられた高野容疑者は5万円を送金……と、被害者の女性はさまざまな口実を設けて、9月だけで10回も借金を申し込んでいた。被害者の女性の要求はエスカレートしていき、11月に入ると、〈一括でやり直したいから50以上は絶対借りたいの〉などと懇願。結局、高野容疑者は消費者金融2社から借り入れ、95万円を送金したのである。

 こうして被害者の女性は、わずか2カ月の間に250万円ほどの借金を作ってしまったのである。

「よくお金が続くな、と」

 彼女の金の使い方は、かなり無軌道なものだったという。

「山形駅前の夜の店のキャッチやボーイの間では、彼女は金遣いが荒いと有名でした。ボーイズバーでお気に入りの男性スタッフのためにシャンパンを入れる、といった“貢ぎ癖”があったようです。それも、一人だけではなく複数人のお気に入りがいた。よくお金が続くなと思っていました」(前出のクラブ関係者)

 奔放な夜遊びを繰り返す彼女は当時、母子支援施設に身を寄せるシングルマザーだった。勤務の際には、託児所に子どもを預けていたという。

 ところが、

「バックヤードで、“子どもを児童相談所に連れて行かれた”と、数日にわたって泣いていることがありました。それは、子どもを託児所に預けたまま彼女が飲みに行ってしまい、託児所から店に連絡が入るということが度々あったからだと思います。子持ちの女性がそれなりにいる店なので、彼女の飲み歩きを母親としてよくないことだと眉をひそめる従業員も少なくありませんでした」(同)

 お金を借りては夜遊びに使い、返済をしようとしなかったのはよいことではない。しかし、どのような背景があるにせよ、命を奪われる理由にはならないだろう。

デイリー新潮編集部

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