「ネットを張って要塞化」の自宅を井上組長は出て行くのか 2億7000万円の賠償命令で自宅が差し押さえ
“渡りに船”
2億7000万円もの賠償支払いにも動じないというのは、要塞化した自宅を超える堅牢さと言えそうである。では、6代目山口組による「抗争終結宣言」の影響はどうなのか。神戸山口組側はどのように受け止めているのだろうか。
「4月18日、6代目山口組は“神戸山口組、池田組と揉めるようなことは厳に慎むように、揉めた場合は処分の対象とする”という本部通達を出したようです。これを踏まえれば6代目山口組側からの襲撃の可能性はしばらくのあいだ小さいかもしれません。神戸山口組と池田組の両トップの生命を保証するわけではないにしても、抗争終結宣言は両組織にとって“渡りに船”との説も浮上しているようです」
と、担当記者。井上組長の自宅が常に襲撃対象となってきた歴史については関連記事(神戸山口組の井上組長の自宅が「要塞化」 地元からのクレームの声が徐々に)でもお伝えした通り。そうした武力衝突が減り、当面、大きな揉め事は起きないということならば、市民にとっても悪いことではないのだろう。
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