「月額2ドル」で株式投資にも大きな差…YouTubeやSNSより「ウォール・ストリート・ジャーナル(英語版)」を購読する方が役に立つのでは
アメリカの情報を知ることが重要
トランプ米大統領が関税に絡めて何かを言う度に株価が乱高下する今日この頃だが、趣味程度で株を売買している私は特にこの影響を受けていない。それどころか、むしろ儲かっている。それはなぜかといえば、「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」の英語版を購読し、毎朝読んでいたからであろう。本稿ではWSJの魅力について書き進めていきたいと思う。
【写真】株価に悪影響? トランプ大統領から赤いキャップをもらって大騒ぎする赤澤大臣の姿
51歳の私自身、あくせく働く人生はすでに終わっているため、適度に働き、さらに株取引でその日の飲み代が稼げればいいと思っている。そんな中、株式投資についてどのような情報を得ればよいかを考えたら、「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、アメリカの状況が日本の株式市場に影響することに気がついた。そこで、WSJを通じて、アメリカの最新情報を理解しておくことが必要だという結論に至った。
実際、ダウ平均株価が下がれば日経平均株価も下がる。逆もしかりである。アメリカとの連動が明白なだけに、アメリカの情報を知っておくことが重要なのだ。当初2ヶ月無料の後に月額4277円の日経電子版を購読しようかと思っていたのだが、日本の情報よりもアメリカの情報を知っておいた方がよかろう、とWSJのサイトにアクセス。すると株式市場の様相に加え、政権運営の話、国際情勢まで豊富なラインナップの記事がある。
役立つメルマガ
気になる購読料だが、1週間50セントである。1ヶ月だと2ドルだ。これだけ安いのであれば購読するしかないと思った。副次的に、英語の勉強にもなる。そして、実際に購読を開始すると、彼らが発行しているメルマガも多数登録することが可能だ。このメルマガがアメリカの市況を詳しく解説しており、実に役に立つ。まぁ、基本的に「反共和党」「反トランプ」「反イーロン・マスク」的な論調のため、情報が偏っている。とはいえ、結局株というものは人々の気持ちを反映するものであり、WSJを購読している多くの人の動きにも影響を与えるわけだからWSJの論調は把握しておいた方がいい。
そこで私はその日のメルマガと記事を読んだ上で、重要だと思ったポイントをメモに書くことにした。以下は購読直後の3月18日から数日のものだ。
・ユタで選挙のメール投票。1400人の死者が投票していたことが明らかに。メール投票反対派は不正選挙をするため、と疑問を持っている
・テスラが法人税を払っていない理由は、バイデン時代に作ったグリーンエネルギー優遇措置のお陰
・今年に入ってから景気は悪くなっている。しかし、例外もある(その業種を紹介)
・アメリカとロシアの接近は地政学的に案外日本にとって良いかも
・少子化の中国はインドに人口で負けており、そこが中国の懸念になっている
・テスラ株が9週間連続下落。EVの販売は低下している。しかし、中国のEV・BYDの性能が凄すぎる。テスラより圧倒的に充電が早い
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