“2人合わせて100歳”のM1チャンピオン「錦鯉」が明かすコンビ愛 「最近、改めて隆の大切さに気付きました」「もっと早く気付くべきだよ(笑)」

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 5月から独演会ツアー「バカの恩返し」で全国を回る錦鯉の二人、長谷川雅紀(53)と渡辺隆(47)。2021年に「M-1グランプリ」王者になってから多忙な日々が続いている。50歳と43歳でブレイクするまでと、生活はガラリと変わったという。前回は健康について聞いたが、多忙になったことで得た「気付き」は何かを聞いてみた。(全2回の第2回)

ピンの仕事で……

 観客の目の前でたっぷり漫才ができる独演会は、二人ともに楽しいそうだ。特に観客の笑顔を直接、見ることがたまらないという。今年の独演会は全国10都市、計12公演で、過去最多の舞台をこなす。

「お客さんの年齢層は変わらないんですが、場所によって反応に違いがあるなと思います。例えば、大阪のお客さんは“笑う位置”がきちっとしている。ああ、ここで笑ってくれるんだなと。福岡のお客さんは、迎え入れてくれる時が凄くて、オープニングの拍手がなかなかやまない。岡山のお客さんだと、桃太郎のネタをやると、真剣に見てくれるなとか(笑)。何となくですけど、そうした違いを感じています」(渡辺)

 今回も、オール新作の漫才を見せてくれる。本番のギリギリまで練り上げてから舞台にかけるという。稽古に余念のない二人だが、長谷川には最近、ある、大きな気付きがあったという。

「基本は隆と二人でテレビ番組に呼んでいただけるのですが、たまにピンの仕事もあります。この前、ふと、隣に隆がいないので物凄く不安になってしまって……」

 常に横にいて長谷川のボケをうまく拾い、突っ込んでくれるだけでなく、トークで足りないところを補ってくれる。その“最高の相方”がいないことに、不安を感じたという。

「そんな気持ちになるのも、ようやく心に余裕ができて、番組収録時でも冷静に周りが見渡せるようになったのかなと。前は、頂いたお仕事をこなすので精いっぱいで、とてもそんな余裕はありませんでした。改めて隆の存在の大切さに気付きました」

 隣で聞いている渡辺は「もっと早く気付くべきだよ」とは言いながら、嬉しそうである。

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