8年の遠距離恋愛を経てゴールインした「錦鯉・長谷川雅紀」 新婚生活で一番変わったのは「おしっこを座ってするようになった(笑)」

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健康第一

 長谷川といえば、気になることがもう一つ。今年2月15日に放送された「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)で、長谷川がネタを披露した直後に、卒倒するというハプニングが起こった。

「ちょっとした立ちくらみです。急に立ち上がって体を動かしたからです。放送後、沢山の方から心配する声をいただきましたが、大丈夫です」(長谷川)

 もう、一人の身体ではない。くれぐれも健康には留意してほしいものだ。それでなくても「M-1」王者になってから、長谷川が全体的に丸くなっている印象があった。

「そうなんです。50歳になってから体重が20キロも増えてしまって……。原因は深夜の不規則な食事です。ご飯を食べて、デザートを食べる。甘いものを食べたらしょっぱいものが食べたくなってスナックを食べる、すると今度は甘いものが欲しくなって……。こんなことしていたら、そりゃ太りますよね」(長谷川)

「昼間やっても同じだよ! 年をとったらしぼんでくるかなと思っていたのに。デカくなるジジイなんてあんまりいないぞ」(渡辺)

 今では、長谷川の妻が食事を作るだけでなく、偏食、間食をしっかりチェックしてくれる。また食事の前には血糖値が上がらないよう、必要なサプリも用意してくれるという。今後は健康に最大限、気を付けていくというが、渡辺はどうか。

「1日に3箱は吸っていたタバコをやめて7カ月になります。かかりつけのお医者さんから、怒りを通り越して、泣きながら『いい加減、やめなさい』と言われまして。ちょっと怖かったんで、やめることにしました」(渡辺)

 さらに、この4月からはウォーキングも始めた。

「1日1万歩を目標にしています。タクシーで移動しても、目的地より手前で降りて歩くようにしています。やはり、かかりつけの先生から、運動不足もはなはだしいと。『中年の太めの人には、歩くのが一番だよ』と言われまして」(渡辺)

漫才は体力勝負

 この春から二人が健康に特に意識して取り組んでいるのは、加齢による体調面の心配だけではない。これまでで最多となる全国10都市、計12回開催される独演会も意識してのことだ。

「独演会はいいですね。僕らしか出ないけど、僕らもどうなるか分からないし。漫才では、雅紀さんがちゃんと動いてくれるかどうか、僕らの漫才はそこにかかっていますから。独演会のツアーは7月まで続くので、しっかり体調を管理して臨みたいです」(渡辺)

「全国をまわる楽しみは、なんといっても食べ物です。僕は福岡のとんこつラーメンが待ち遠しいです。とんこつのお店は、どこでもありますが、やっぱり本場で食べるのが一番、おいしいです」(長谷川)

「食べ過ぎはダメだよ。奥さんに怒られるからね」(渡辺)

 相変わらず、息がピッタリの二人だが、独演会ではすべて新作の漫才を披露してくれる。舞台狭しと動き回る二人の掛け合いが楽しみである。

(文中敬称略)

【第2回は「“2人合わせて100歳”のM1チャンピオン『錦鯉』が明かすコンビ愛 『最近、改めて隆の大切さにきづきました』『もっと早く気付くべきだよ(笑)』」 今も変わらぬ「お互いを想う気持ち」を熱く語る】

錦鯉
長谷川雅紀/1971年北海道生まれ。吉本興業札幌事務所1期。94年「まさまさきのり」でデビュー。解散後、「マッサジル」への改名を経て2012年、「錦鯉」結成。
渡辺 隆/1978年東京生まれ。東京NSC5期生。2001年「ガスマスク」でデビュー。解散後、「桜前線」を経て長谷川と「錦鯉」結成。

デイリー新潮編集部

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