常に“命の危険”と隣り合わせ…高層ビル「窓ガラス清掃員」が強風や酷暑以上に“危険”と感じる「高所平気症」とは
原稿の締切に頭を抱えていたある休日の昼前、同じように切羽詰まった働き手が集まる高層オフィスビル内のコワーキングオフィスへ向かったところ、ビルの入口に完全フル装備の作業員たちが集まっていた。
体に頑丈なハーネスを巻き付け、足元のバケツや掃除道具、相当の長さがありそうなロープを1つ1つ指をさしながら確認している。
「高所窓ガラス清掃員」だ。
筆者は普段から、ブルーカラーの作業員たちが仕事をしている現場に出くわすと、周囲の邪魔にならないところで足をとめ、ロックオンしてしまう。...