「これから、名前は桃(もも)にしようかな」 奇跡の52歳が追い求める二文字キラキラネーム

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耳心地がよくて…

――「オーレンジャー」をやっていた当時は、改名をされていましたが、どのような経緯があったのでしょうか。

 最初は普通に「珠緒」を漢字で、下の名前だけを使って活動していたんです。でも、あるとき雑誌の表紙を担当したデザイナーさんから、「このままだとバランスが悪いから名前変えてほしい」って言われたんです。

――雑誌の紙面上のバランスということですか。

 そうです。表紙に文字を載せたときの見栄えですね。「じゃあ“佐藤”ってつけます」と言ったら、今度は「“藤”の字が、画数が多くて見づらい」って言われて(笑)。じゃあどうしようってなって、「さとう」とひらがなにして落ち着いた、という感じです。

――他の芸名を使われていたことはあるのですか。

 いくつか変遷がありました。最初は漢字で「佐藤珠緒」、それから「桜珠緒」という名前も使ったことがあります。「桜」という名前は、当時の社長が「桜がいい」って言ってくれたんですが、私が「なんかしっくりしない感じがしてイヤだな」と思って、短期間でやめました。

――今、「さとう珠緒」という名前には、しっくりきていますか。

 うーん、どうなんでしょうね(笑)。「よかったな」と思う部分もありますけど、実は今でもちょっと芸名が欲しいなって思うこともあるんですよ。ちょっと“キラキラ感”が欲しいです。

――理想の芸名はどんな感じですか。

 もっと可愛い感じがいいですね。たとえば、2文字の名前が好きです。

――「オーレンジャー」では「桃(もも)」と呼ばれていました。

 はい。オーレンジャーでは丸尾桃という役名でした。当時の共演者に今でも会うと、「桃、桃」って呼ばれるんですけど、それがすごく耳心地がよくて……。音の響きが柔らかくて、自分でも気に入っています。これから、「桃」にしようかな(笑)。

 ***

 第4回【「なんか変な衣装だな」車の情報番組なのにミニスカ姿 気づけば「ベンツでパンチラ」路線に】では、ミニスカポリス時代、ギルガメッシュ時代を語る。

さとう珠緒
1973年、千葉県出身。1988年、芸能界デビュー。戦隊シリーズ「超力戦隊オーレンジャー」のオーピンク役で人気に。テレビ、映画などで俳優、タレントとして活動する。

デイリー新潮編集部

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