長女誕生で本格化するか…「大谷翔平」投手復帰に向けてド軍が進める“2つの極秘プラン”
大谷がいなくても大丈夫?
だが、「マイナーの試合で投げること」がちょっと厄介なのだという。ゴームズGMはマイナーでの登板を否定しなかったが、ライブBPでの練習方法のような具体策は語っていない。いや、語れなかったというのがホンネではないだろうか。
ドジャースタジアムからもっとも近い傘下マイナーチームの本拠地は、カリフォルニア州ランチョクカモンガ市にある1Aチームだ。復帰を目指すチームの看板投手、クレイトン・カーショウ(37)もこの1Aチーム「ランチョクカモンガ・クエークス」で実戦登板するなど、練習を行っている。カーショウも大谷の投手復帰のためにアドバイスを与えてくれそうだが、問題は「移動距離」だ。
地図上で見る限り、ロサンゼルス空港とランチョクカモンガ・クエークスの本拠地球場「ローンマート・フィールド」は約58マイル(約93km)も離れている。球団スタッフがハイウェイを運転してくれるとしても、「1Aのデーゲームで投げて、ドジャースタジアムに戻ってナイトゲームを」というスケジュールは考えにくい。
移動日などでゲームが入っていない日に1Aで投げるとしても、大谷の体力を大きく消耗させてしまう。それこそ、真美子夫人が出産した病院からテキサス州アーリントン市にトンボ帰りした以上の負担だろう。
「大谷は投手復帰したいと強く思っています。大谷が出産の立ち会いでいなかった2日間、マイナーからベテランのエディ・ロザリオ(33)が呼ばれ、代役でDHを務めました。投手陣が踏ん張って2試合とも僅差のゲームでした」(前出・現地メディア)
首脳陣は大谷が投手調整でいなくなったときのシミュレーションができたようだ。“父親パワー”で大谷は1A球場とドジャースタジアムを往復するのか。「Two-way Player」の復帰舞台が来春開催のWBCになるというジョークもまんざらではなさそうだ。