元オウム最高幹部が語る、ホームレス支援の「大家業」に人生を捧げる理由 「家賃が回収できず、ゴミ屋敷にされることも」
【全2回(前編/後編)の前編】
この5月でオウム真理教の教祖・麻原彰晃が逮捕されてから30年。幹部の多くが極刑に処される中、重大事件での逮捕を免れ、その後の人生を贖罪に捧げているのが、野田成人氏(58)だ。彼は、ホームレス支援として「大家業」を始め、オウム被害者へ賠償金を払い続けている。
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1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件から30年の節目を迎え、ふたたび注目されている「オウム真理教」。
後継団体のAlef(アレフ)には今なお若い信者たちが集まり続け、公安調査庁によれば、現在約1200人の集団を形成しているという。...