「大谷翔平」打撃好調で気になる「投手復帰はいつ?」 ドジャースを慎重にさせる「打者・大谷」の存在感と「3度目のリスク」

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調整のサンプルはある

「二刀流の調整に関するデータがチーム内に無いからかもしれません。タイラー・グラスノー(31)が『どうやって打者と投手の両方の調整をするのか、見てみたい』と米ネット番組の『クリス・ローズ・ローテーション』や専門メディア『ドジャーブルー』に話していました」(前出・現地メディア関係者)

 しかし、2度目のトミー・ジョン手術から復帰した投手のサンプルはあるようだ。

 ウォーカー・ビューラー(30)は昨季のポストシーズンマッチで好投したが、シーズン序盤は振るわず、約2ヶ月のマイナー落ちも経験した。球速やカットボールのキレが蘇ったのはシーズン終盤で、ポストシーズンマッチ3試合に先発し、ワールドシリーズ最終戦の9回に救援登板もしてみせた。自身は残留を希望したものの、ドジャースからのオファーはなく、今季はレッドソックスで開幕戦を迎えた。「2度目のトミー・ジョン手術からの復帰には時間が掛かり、カルテ通りには進まない」とドジャースは捉えていた。

“3度目の手術”となることを恐れていたとの情報もある。打者・大谷はドジャース打線に欠かすことのできない存在だ。

「大谷は投げたいの一心です。投手復帰への悲観的な声もあり、今は『見返してやる』の思いの強さで、首脳陣のスロー復帰を受け入れているようです」(前出・同)

 ビューラー同様、「3度目のリスク」を抱えながらの投手起用は避けたいところ。まして、二刀流の復帰プランとなれば、前例もない。ドジャースが投手練習の再開にまで慎重なのはそのためだ。

デイリー新潮編集部

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