神戸山口組の井上組長の自宅が「要塞化」 地元からのクレームの声が徐々に

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幹部を集めることもなく

 井上組長が防御を固める最中、4月7日に突然抗争相手の6代目山口組から「終結宣言」が出されたのは既報の通り。

「井上組長にとっては青天の霹靂、まさかの終結宣言だったのではないでしょうか」

 と、元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現在は、NPO法人「五仁會」を主宰)。しかし、そうだからと言って何らかの対応を取るということもないようだ。

「幹部を集める動きも見られません。特定抗争指定を受けていて集まることができないにしても、通達などの手段もあるわけですが、それもないようです」(同)

 一方的とはいえ抗争終結宣言などなかったかのような振る舞い方と言えるかもしれない。

 昨年末時点での報告では、6代目山口組の構成員は約6900人、神戸山口組は約120人と埋めがたい勢力差があり、趨勢は決したのは誰の目にも明らかだ。

「静観の構えを続ける井上組長は当面、6代目山口組よりも地元住民への対応に敏感にならざるをえないかもしれませんね」(先の記者)

デイリー新潮編集部

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