「このままでは両陛下と愛子さまがご静養できない」 トラブル連発の「大阪万博」は皇室にも影響が… 「半年先までのご日程が予定できない事態に」

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「要人の来訪予定が立っていない」

 そうした「不具合連発」の状況は、思わぬ方面へも影響を及ぼしているという。

「万博の名誉総裁は秋篠宮さまが務められています。12日の開会式には天皇・皇后両陛下とご一緒に臨席され、また期間中は来日する海外要人らの接遇にあたられる予定です」

 こう前置きしながら明かすのは、さる宮内庁関係者である。

「ところが、海外パビリオン設営が大幅に遅れていることも災いし、王室をはじめとする要人の来訪予定がまったく立っていないのです」

 すでに開幕目前。本来であれば外務省が日程を掌握し、整理した上で宮内庁に通知。これを受けて秋篠宮さまや皇族方による接遇スケジュールが組まれていてしかるべき時期なのだが、外務省は目下、トランプ関税への対応もあっててんてこ舞いだといい、

「外務省との間ではいっこうに調整が進んでいません。相手の“格”によっては、秋篠宮さまでなく陛下に接遇をお願いする場合も十分あり得ます。にもかかわらず、いつ頃どんなクラスの要人が来訪するのか、入国は東京なのか大阪なのか、などなどまるで聞かされていません」(同)

 そのため、半年先までのご日程が予定できない事態となっており、例えば、

「両陛下と愛子さまは例年、ご公務の合間を縫って夏は那須御用邸で過ごされていますが、庁内では『このままではご静養もできない』と、困惑する声が上がっています」(同)

“いのち輝く未来社会のデザイン”なるテーマが、ただ空しく響いてしまうのだ。

週刊新潮 2025年4月17日号掲載

ワイド特集「悪名は無名に勝る」より

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