「歌劇団側は“ひいき”と言われるのは避けたい」 宝塚男役「松岡修造の娘」はトップスターになれるか 「新人公演では2度主演に抜てき」
将来のトップスター候補
好きな言葉は〈心に炎〉。実父を彷彿させる情熱的な演技も人気の理由という。
「最近も、礼の退団公演を兼ねた新人公演『阿修羅城の瞳』で主演を務めることに。新人公演で2度もの主演抜てきは、それだけ歌劇団が期待しているから。“将来のトップスター候補”と見なされているはずです」
歩みは順調に見えるが、先の芸能記者は指摘する。
「3番手候補は彼女の3期上の天飛華音(あまとかのん)が有力で、稀惺は現時点で4番手。歌劇団はイジメ問題をきっかけとする改革の一環で、今年7月をめどに法人化されます。“透明性ある運営体制”を掲げており、歌劇団側は来歴の面からも彼女をトップに育てたいでしょうが、コンプライアンス的に“ひいき”との誹りは避けたい。今後の展望は、本人の努力と運次第でしょう」
9年後、宝塚歌劇団は創立120周年。創立者の玄孫は歴史的な節目をトップスターとして迎えられるか。
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