成宮寛貴の“8年ぶり復帰”を後押しした「大御所俳優」の名前 「焼肉屋さんで偶然お会いして、“早く戻って来なさいよ”って」
「相棒」撮影のウラ側
成宮は、テレビ朝日の人気シリーズ「相棒」で水谷豊が演じる杉下右京の3代目相棒・甲斐享(とおる)役を担った。引退の前年まで水谷と共演すること丸3年。
「水谷さんは僕にとって特別だなあ……」
と、かみしめる成宮。
「とにかく勉強させてもらったという感じ。あんな才能のある俳優さん、見たことない。もちろん素晴らしい俳優さんはたくさんいますが、水谷さんは格別です」
以下は撮影中の思い出だ。
「説明が多いドラマなので、台本通りにお芝居してみるとつまらなくなっちゃうことが結構あって。スタジオで一発撮りなんですけど、長ぜりふを二人で話しながらその場で変更していました。例えばお役人の天下りの話では状況が複雑で、水谷さんが“よく分からないね”と言って、ホワイトボードに書きながら説明していく形に場面を変更したりして。楽しかったし、本当にいい勉強になりました」
水谷豊への“ひとかたならぬ思い”を手紙に
こんなことも明かす。
「水谷さんにはひとかたならぬ思いもあり、お手紙を書きました。これまでの経緯や思い、こんなことをしていきたいといった志を書いて、『相棒』チームのプロデューサーに渡してもらうようにお願いしたんです。またいつかお会いできる日があったらいいなと思いながら、俳優の仕事の第二章をスタートさせていきたい」
一方の水谷も、一昨年に上梓した自伝で成宮についてこうつづっている。
〈彼にはまた会える日が来ると思い続けています〉
二人の再会を「相棒」で目にする日も近いか。

























