米国「女子ゴルフ人気凋落」を招いた“スロープレー”がついに厳罰化 過去には不可抗力で罰打を受けた「有名日本人選手」も
事情があっても罰打を科された松山英樹
今季、米LPGAには13名の日本人選手が挑んでいる。日本人選手のプレーは概して早めではあるが、予期せぬ出来事が起こったときほど要注意である。
日本の男子選手のエース、松山英樹は2013年全英オープンでスロープレーによる1罰打を科された。松山の打球がギャラリーに当たり、彼はサインしたグローブを渡して謝るなど対応に追われた。それがきっかけで進行のペースが遅れ始め、結果的に「事情はなんであれ、スローはスローだ」と見なされた。
言葉の壁、文化の壁、習慣の違いも存在しがちな世界の舞台においては、日本では「ありえない」と思うような見方や受け取り方をされることがあり、モノゴトが予期せぬ方向へ動いてしまうこともある。
13名の日本人選手には、そのあたりの自覚を持ち、対策をしっかり取っていただき、スロープレー厳罰化の対象にならないことを祈りたい。
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