「サラメシ」終了で早くも広がる「中井貴一ロス」 民放Pが「打ち切りはあまりにもったいない」と嘆く理由とは
番組終了の理由
NHKは「サラメシ」終了について「14年にわたって楽しんでいただけて今回、区切りをつけた」「検討を重ねた結果、残念ではあるんですが、今回を機に止めるという判断をした。総合的に判断した」と説明している。
「番組が始まって14年も続いたことによるマンネリ化とネタ切れにより、レギュラー放送の継続が困難になってきたのかもしれません。この番組は全国各地にあるNHKの各放送局や自治体、企業への協力要請など苦労があったそうですからね」
そういえば、新潮社の社員食堂も出たことがあったっけ。
「『ワルイコあつまれ』は、Eテレの特番としてスタートしたのが2021年でした。16年末にSMAPが解散し、翌年に3人がジャニーズ事務所を退所。19年にはジャニーズ事務所がテレビ局に対し3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあると公正取引委員会が処分を下したほど、当時、3人はテレビに出演できなくなっていました。民放が彼らの出演を躊躇する中、NHKがこの番組をスタートさせ、昨年4月からはNHK総合で放送されるようになりました。ただ、新しい地図の3人も昨年あたりからそれぞれの仕事量が増えているようです。民放の仕事も増え、草なぎと香取は連ドラの主演を果たしています。ピンでの仕事が増えることで番組収録に充てる時間が取れなくなるなど、支障が出てきた可能性があります」
番組終了は仕方のない部分もあるようだが、問題は後継番組だという。
どちらも民放っぽい
「『サラメシ』の後継は、これまで特番で何度か放送されてきた『ひむバス!』に決まりました。バナナマンの日村勇紀が運転するマイクロバスでの“送迎”を通して、地域の人々との交流を描く番組です。特番がスタートしたのは2021年と古いのですが、すでにTBSでは日村が日産フィガロを運転しながら地元メシを紹介する『バナナマンのせっかくグルメ!!』がある。企画こそ違いますが、絵柄が似ています。また、BS朝日には『バナナマン日村が歩く! ウォーキングのひむ太郎』というロケ番組もある。NHKのほうから民放に寄ってきているイメージが大きいことに加え、忙しい日村がこんなにロケばかりしていて大丈夫かと心配になります」
「ワルイコあつまれ」のあとは、2023年2月から深夜枠で不定期で放送されていた、やす子がMCを務める「NHKでやらなさそうなアレ(仮)」だという。
「番組タイトルからして、民放でやりそうな企画になりそうな予感がします。人気のやす子をMCに起用するのはテレビ番組としては理解できますが、それだけになってしまうと民放と変わりません。肝心なのはNHKらしい企画です。新しい地図を起用した『ワルイコ集まれ』は民放ではできない番組です。新番組がどのような番組なるのかはわかりませんが、“民放でやらなさそうな番組”になることを期待しています」






