二所ノ関部屋の未成年飲酒、乱痴気騒ぎ、親方本人に聞くと… 相撲協会は「ふざけてやったとしても度を越している」

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「ちょっと分からないので」

 そこで、二所ノ関親方に、野放図な部屋のありようを問うべく電話取材を行った。

――友風が貴正道の肛門に酒瓶を入れている動画があるが、把握しているか?

「あっ……ちょっと分からないので、また話します」

――把握していないのか?

「あっ……ちょっと分からないので。すみません」

 そう言うと一方的に電話を切った。その後、部屋に赴き取材依頼の手紙を届け、親方にメールを送り、部屋の問い合わせフォームから質問したものの、期日までに回答はなし。現役時代、“おれはガチンコだから”と豪語していた姿とは裏腹に、本誌の問いかけに正面から向き合う気配はない。

「ふざけてやったとしても度を越している」

 相撲協会に問うと、

「当事者に聞き取った所、当事者全員がふざけてやったことであり、本人自身(編集部註・貴正道)もいじめられたとは、全く思っていなかったと確認しました。しかしながら、ふざけてやったとしても度を越しており、師匠二所ノ関に注意いたしました」

 先の関係者はあきれ顔だ。

「相撲部屋には、親方を頂点とする“疑似家族”としての側面がありました。親方は弟子と一緒に暮らして面倒を見る、と。二所ノ関親方は、こうした古風な考えを退けて、現代的でドライなやり方で部屋を運営したいのでしょう。しかし、それが功を奏していないのは一目瞭然ですね」

 前編【「肛門に酒瓶を押し込み、それをくわえさせ…」 二所ノ関部屋の乱痴気騒ぎの証拠動画 「親方は面倒を見ることはない」】では、二所ノ関部屋で行われていた乱痴気騒ぎの模様と、部屋のガバナンス崩壊について詳報している。

週刊新潮 2025年2月27日号掲載

特集「全裸の泥酔力士に品性下劣な行為 『二所ノ関部屋』から流出した前代未聞の破廉恥動画」より

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