「暴力ともいえるぶつかり稽古を食らわせ、倒れると顔面を蹴り上げた」 イケメン力士「翔猿」の凄絶パワハラ “女物のパンツを買ってこい”と強要も

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「ナプキンと女物のパンツを買ってこい」

 イジメは、肉体的なものにとどまらない。

「沸かした風呂が熱かった時、翔猿はわざわざ薩摩翔を呼び出して“おまえが湯船に漬かれ”と、入浴を強要したと聞きます。そもそも薩摩翔が風呂を入れたわけではないのに、難癖をつけたということです」(前出の追手風部屋関係者)

 さかのぼれば、翔猿は他の若い衆に対するパワハラも再三だったという。

「薩摩翔だけでなく、これまでの付け人たちに対する振る舞いも傲岸不遜。少しのミスでも見とがめて暴言を浴びせたり、何日間も無視をしたりと、陰湿なイジメを繰り返していたといいます。また、翔猿は、なるべく外食でカネを使いたくないせいか、自宅に女性を招くことが多い。その際、付け人でない若い衆にまで鍋などの料理を作らせ、出来上がったらすぐさま、その若い衆を帰らせるそう。唐突に“ナプキンと女物のパンツを買ってこい”などと、相撲とは無関係の雑用を強いることも多々あったと聞いています」(同)

処分は“厳重注意”にとどまる可能性も

 フィジカルとメンタル両面での弟弟子への悪行。かくて翔猿は、ついに“当局”の聴取を受けるに至ったという。

 この問題に、当の本人は何と答えるか。2月2日の昼前、自宅から目と鼻の先にある追手風部屋まで歩いて向かおうとする翔猿に聞いた。

――協会のコンプラから呼ばれた?

「いまは急いでいるので」

――4名もの付け人が辞めていると聞きましたが。

「辞めた? ウチの部屋を、ですか? そんな事実はありません」

――薩摩翔も付け人を辞める予定ですか。

「あっ、それは分からないです」

 翔猿はそう言いながら、逃げるように追手風部屋に入っていった。

 相撲協会に、翔猿の付け人が4名も辞めていること、イジメの実態、コンプライアンス委員会による調査の件などを書面で問い合わせると、

「回答なし、ということでお願いします」

 との電話が。そんな相撲協会の対応については気になる情報も。

「協会は翔猿には厳重注意処分で終わらせようとているとも。だとすれば、事態にふたをしたいのだと考えざるを得ません」(前出の協会関係者)

 昨年5月、「週刊新潮」が二所ノ関部屋での「アルハラ」などの問題を報じた際にも協会の隠蔽(いんぺい)体質が見え隠れしたのは記憶に新しいところだ(関連記事:「稽古は週に3日で、相撲部屋の体を成していない」「弟子の悪質アルハラも」 二所ノ関部屋で何が起きているのか【スクープその後】)。これまで幾度も疑われてきた角界の“自浄能力”がまた、試されている。

 2月6日発売の「週刊新潮」では、翔猿による凄絶パワハラの全容を詳しく報じている。

週刊新潮 2025年2月13日号掲載

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