「清澄白河がカフェの聖地に!?」と驚愕 作家・日野瑛太郎が「東京の中の故郷」と呼ぶ街の変化…実際に見に行ってみると
田舎者でも肩肘張らずに生活できる気安さ
2024年、『フェイク・マッスル』で第70回江戸川乱歩賞を受賞しデビューした作家の日野瑛太郎さん。茨城県生まれの彼が、東京大学進学を機に上京し住んだのは、いまや「カフェの聖地」と呼ばれる清澄白河の地だった。この20年で、街は大きく変わったというが……。
***
もう約20年も前のことになるが、当時20歳だった僕は、大学への進学を機に東京で一人暮らしを始めた。
最初に住んだ街は清澄白河(きよすみしらかわ)である。僕はすぐにこの街を好きになった。...