30年来のSMAPファンを動揺させた「中居正広」引退表明での“さようなら”…「これでは遺書みたい」「せめてお別れの言葉は肉声で聞きたかった」
《こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…》──。1月23日、中居正広(52)は有料ファンクラブサイトで引退を発表した。9日の声明では《示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》と活動継続に意欲を見せていたのだが、わずか14日で“前言撤回”となった。
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SMAPファンは特に《さようなら》の言葉に激しく動揺しているという。1988年のグループ結成前から常に応援していた筋金入りのファン女性に話を聞いた。
「私のスマホは電話やSNSの受信で着信音が鳴りっぱなしです。多くのファンが中居くんの《さようなら》を『これでは遺書だ』と強い不安を覚え、『それなら私も……』というメッセージがSNSで飛び交っています。私のところにも切羽詰まった連絡が届いており、必死に話を聞き、慰め、思いとどまるよう説得しています。ただ、かなり厳しいことを言わせてもらいますが、ファンが大混乱しているのは、中居くんにも責任があると思います。なぜなら引退会見が開かれていないからです」
同じ意見はSMAPファン以外からも指摘されている。SNSには「これでは敵前逃亡だ」、「SMAP解散時も中居は自分の言葉でファンに説明しなかった」など、批判的な投稿も目立つ。
「私たちは10代や20代ではありません。SMAPファンの多くは人生経験が豊富な50代、60代が中心です。私たちには包容力と理解力があります。引退会見で女性トラブルに関して沈黙を守っても全く構いません。今の状況なら引退したほうが楽だということも分かっています。ただ、私たちは35年以上の歳月をSMAPに捧げてきました。お別れの言葉は文章ではなく、テレビカメラの前で肉声として届けてほしかった。『色々あって申し訳ありません。芸能界を引退します。これまで応援してくれてありがとう』だけで充分なのです」
フジテレビの大罪
引退メッセージで中居はファンに《会わなきゃだめだった》と後悔の念をにじませた。その一方で、《会えなかった》とも記した。どうして《会えなかった》のかは今のところは不明だが、SMAPファンの女性は「中居くんだけが悪いわけではありません。フジテレビの責任を見過ごすわけにはいきません」と言う。
「忘れられないのは2016年1月18日にフジテレビで放送された『SMAP×SMAP』の謝罪生放送です。SMAP解散騒動で、メンバーの5人はテレビカメラの前で謝罪を強いられました。旧ジャニーズ事務所の横暴にフジテレビが唯々諾々と従ったことは明らかです。その後、性加害の問題が発覚しますが、フジテレビはテレビ局の中で最も旧ジャニーズとの関係を維持しました。あの時、フジテレビは『嵐に襲われたら、じっとしていれば通り過ぎる』と学んでしまったのではないでしょうか。なぜなら中居くんの問題でもフジテレビの態度は全く同じだったからです。フジテレビは被害者の女性をケアできなかっただけでなく、中居くんを守ることもできなかったのです」
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