「日本人も10年後にはわれわれを理解する」 騒音問題を起こしたクルド人の驚くべき主張 「公衆トイレで行為」など数々の問題行動も
「難民の定義にあてはまらない」
24年6月、改正入管法が施行。2度難民申請が承認されなかった外国人は、強制送還できることに。それ以前は何度でも申請をくり返せたので、20年以上川口で暮らすクルド人もいる。
「彼らは難民だと主張していますが、UNHCRの定義にはあてはまりません。それに高額な航空券を購入して日本に来ているくらいなので、生きられないほど貧しくはないはずです」
そう語るのは、川口市議会議員の奥富精一さん(51歳)。奥富さんは、市内でもクルド人が多く住む前川や上青木を地盤にしている。
「クルド人が川口で暮らし始めたのは2000年ごろです。当初はとくに問題はありませんでした。その後母国から呼んだ子や日本で出産した子が成長し、仲間も呼び寄せて人数が増え、2010年代からトラブルが続くようになりました」
川口市のこの深刻な状況は全国に知られ、「仮放免のクルド人はすぐに強制送還しろ」という反クルド派と「クルド人と共存する道を探そう」という親クルド派が反発し合っている。
市議にも、奥富さんのようにクルド人の増加に強い危機感を抱く側と、クルド人の集まりに招かれる側がいて意見が対立している。
「日本人も10年後にはわれわれを理解する」
駅周辺ではなかなか取材にならないので、夜、赤芝新田を訪れてみた。市内北部、東京外環自動車道とその下を走る国道298号沿いのこの地域は、ちょっと異境のよう。クルド人経営の解体業者が資材を置く“ヤード”が集中している。
解体業は、日本人が好まない人手不足の業種・職種で、ずっと需要があるので次々とクルド人が従事。日本に呼んだ仲間も誘った。赤芝新田にはヤードと本社機能を置く会社もあれば、ヤードだけ置く会社もある。住民登録しているクルド人も7人いる(川口市調査)。
赤芝新田に入ると、闇に包まれ、ひと気がない。コンビニも見かけない。JR京浜東北線が走る市の南部に住む人に聞くと、ほとんど近づかない地区らしい。
昨年4月末のゴールデンウイーク前半、ここでレイヴが行われた。100人を超えるクルド人が集まり、中東系の音楽を大音量で鳴らした。彼らは周辺の路上にクルマを停め、警察車両が駆け付けて警告すると、高額な音響設備を用意したから絶対に音量は下げない、と主張。日本人も10年後にはわれわれを理解する、と反発したと報じられた。
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