「松本人志」の居ぬ間に「石橋貴明」が復活の狼煙 「細かすぎるモノマネ」が「コア視聴率」で他局を圧倒

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オラオラ系MCの座を巡り

「『みなさん』終了後はコンビでの活動は特番のみとなり、石橋さんのレギュラー番組は深夜枠の『石橋貴明のたいむとんねる』(フジ)、それに続く『石橋、薪を焚べる』(同)だけとなり、それも21年3月に終了するとユーチューバーに……。その間にテレビ局は個人視聴率、中でもコア視聴率を重視するようになり、松本さんが若者を中心としたコア層の絶対的王者に君臨することとなりました」

 芸風こそ違えど、石橋と松本のキャラは似ているという。

「石橋さんと松本さんはお笑いコンビの片割れであり、“オラオラ感”の強さという共通項があると思います」

 今回の「細かすぎるものまね」では、石橋の“オラオラ感”が鳴りを潜めていたという。

「今回のゲストは永野芽郁と佐藤健でした。石橋さんは番組開始早々、永野がヒロインを務めたNHKの朝ドラ『半分、青い。』について『ずーっと見てて、大ファンで……』などと彼女を和ませ、ネタのたびに振っては天真爛漫なコメントを引き出すなど、いいホスト役に徹していました。また、芸人の三戸キャップが披露した“『めちゃ×2イケてるッ!』通常回と感動回のナレーションの違い”に対して、石橋さんが『なんか「めちゃイケ」見たくなりましたね。スペシャルでやってくれないかね』とコメントしていたのには驚きました。後輩のナインティナインの番組とはいえ、同じフジテレビで『みなさん』とともに看板を争っていたバラエティ番組ですからね。こんなコメントも出せるようになったのかと感心しました。コア視聴率が高いのも頷けます」

 松本の居ぬ間に、というわけではないだろうが、11月にはとんねるずとして29年ぶりとなるライブを日本武道館で開催。石橋は12月26日に「お笑いワールドシリーズ 関東お笑い頂上決戦!」という全10組の若手お笑い芸人によるイベントを予定している。

「その4日前の12月22日放送の『M-1グランプリ』(テレビ朝日/朝日放送テレビ制作)の審査員に、松本さんの名前は今のところ挙がっていません。生き馬の目を抜く芸能界、各ポジションの椅子は1つと言われています。“オラオラ系カリスマ芸人MC”の座は、石橋さんに奪還されるのかもしれません」

デイリー新潮編集部

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