“牛丼一筋”“券売機は拒否”だった吉野家が「タブレット注文のカレー専門店」開店 変化が示す「日本の外食」のゆくえ
「券売機を置かないことで大事にしたいこと」
日本人にとって身近な「牛丼チェーン」の歩みは、日本の食の歴史や時代性をあらわしているといえるかもしれない。消費経済アナリストの渡辺広明氏が、吉野家が始めた「カレー専門店」からその変遷を読み解いた。
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東京・台東区に吉野家の新業態「カレー専門店 もう~とりこ」が、12月1日にオープンした。吉野家の運営らしく、ビーフカレーがメインメニューだ。
早速、浅草中央店を訪問した。土曜日の14時というランチタイム後の時間帯にも関わらず、店内は満員。...