ドイツが「欧州の病人」に戻る…米ミサイル配備で「ロシアとの最前線」に“復帰”すれば、経済への悪影響は必至
今年もマイナス成長との見方が
7月30日に発表されたユーロ圏の第2四半期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比(季節調整後)0.3%増と、予想(0.2%増)を上回る結果となった。フランス、スペイン、イタリアの経済は好調だったが、域内で最大の経済規模を誇るドイツの成長率は0.1%減と予想外のマイナスだった。
ドイツは昨年、0.3%のマイナス成長となり、主要国の中で最も経済が悪化した。第1四半期に景気後退(リセッション)入りを回避したものの、依然として景気が上向いておらず、今年もマイナス成長となるとの見方がある。...