松任谷由実も大ファン、東京コミックショウ「ショパン猪狩」の生き方 色物芸を支えた妻・千恵子さんとの絆

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 笛を吹くと3つ並んだ籠の中からニョロニョロと出てくるカラフルな蛇。一度見たら忘れられない芸風で一世を風靡したのが東京コミックショウのショパン猪狩さん(1929~2005)です。国内はもちろんあの国際的な大物歌手も大絶賛した独特な芸が誕生するまでにはどんなことがあったのか。朝日新聞の編集委員・小泉信一さんが様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを前に抱いた諦念、無常観を探る連載「メメント・モリな人たち」。今週はショパンさんの芸だけでなくコンビを組んだ妻との秘話にも迫ります。...

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