「自分はブックオフから逃れられないのか…」 漫画家・大石トロンボが語る、埋まらない「東京との距離感」
ブックオフから感じる東京の多面性
『新古書ファイター真吾』(皓星社)などの著書を持つ漫画家の大石トロンボさん。本にまつわる漫画をエックスやnoteで発信し人気の彼は、いまだに「東京」という都市に距離を感じている。大好きなブックオフも、都内の店舗ではどこかそわそわしてしまって……。
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上京して四半世紀以上たつが、ずっと千葉県在住だからか仕事場である東京はいまだアウェイであり、大好きなブックオフですら東京の店舗に対しては同じ感覚を抱いている。基本的には通勤定期区間内の千葉県の店に行くことが多く、東京は未開拓の店が多いことも要因のひとつだろう。...