今も「SMAP再結成は絶対ない」 芸能関係者の見方を“裏付ける動き”とは

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スタート社は共演NGをやめたが…

 しかし、旧ジャニーズ事務所元社長の藤島ジュリー景子氏(57)と新しい地図の3人が所属するCULENの飯島三智代表(66)が会った形跡はない。

 それどころか、3人はいまだ日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビの連続ドラマに出演していない。出たのはNHKの連続ドラマと民放の単発ドラマのみ。

 大手事務所幹部によると、「スタート社は共演NGや共演者の指定を一切やめた」が、旧ジャニーズ事務所時代は公取委による注意のあとも3人の排除を思わせる動きがあったという。

「草なぎさんは昨年、フジが放送した『罠の戦争』に主演しましたが、その制作は大阪の関西テレビ。旧ジャニーズ事務所は在京キー局以外なら目を瞑った。ただし、『罠の戦争』の共演者は、旧ジャニーズ事務所と関係が薄い事務所に所属する俳優ばかりでした」(大手事務所幹部)

 スタート社CEOの福田淳氏(58)はSMAPとKing & Princeの再結成と再集結について、一部マスコミに「みんなやりたいようにやればいい」(2023年12月14日)と語ったが、同じ大手事務所幹部は「それは芸能界の現場経験がほとんどないから言えること」と解説する。

「グループにも個人にも過去の歴史があるので、そう簡単にはいかない」(同・大手事務所幹部)

木村は自ら動くことが不得手なのか

 3人を干した疑いのある旧ジャニーズ事務所にいた木村が自らアクションを起こせば、再結成への第一歩になるかも知れない。だが、その可能性は限りなくゼロに近い。

「昨秋、ジャニー喜多川さんによる性加害が社会問題化し、旧ジャニーズ事務所の存続すら危うくなったとき、木村さんの妻の工藤静香さんが芸能界の重鎮に相談に行った。けれど重鎮は『なんで本人が来ないんだ』とたしなめたそうです」(別の大手事務所幹部)

 木村は20代から大スターで、旧ジャニーズ事務所元会長の故・メリー喜多川さんの寵愛を一身に受けていた。そのために自ら動くことが不得手なのか。

 木村と工藤の交際を「鹿児島県種子島でデート」と報じ、スクープしたのは2000年4月18日付のスポーツニッポン新聞(スポニチ)だった。当時、同社に在籍していた筆者も取材陣に加わっており、メリーさんの木村への接し方も耳にした。その特別待遇には唸った。

 メリーさんはほかの所属タレントの交際、結婚には意見したものの、木村に関しては本人の意志が最優先。木村の出演ドラマは自ら吟味していた。実質的に木村のプロデューサーに近かった。

 木村にマイナスになる週刊誌の記事が出ると、人目をはばからず激高したという。この厚遇はほかのメンバーとの一体感をつくるためにはマイナスだったに違いない。

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