「ミヤネ屋」「ゴゴスマ」は「めちゃくちゃ意識してます」 昼の“激戦区”に飛び込んだフリーアナの現在地

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青木源太アナに聞く

 昼の関西テレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜、午後1時50分)でMCを務めるのが、フリーアナウンサーの青木源太(40)だ。この時間帯は、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」、CBCテレビ「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」など、ライバル番組がひしめく激戦区。関西ローカルの番組だが、2月12日に続き、3月20日にもフジテレビを含む19局で2時間スペシャルが放送される。青木アナに意気込みを聞いた。

――番組開始から半年が経ちましたが、手応えを感じていますか。

 スタッフの人に恵まれて、楽しく仕事をさせていただいています。関西の局でレギュラーの仕事をするのは初めて。どういう風に仕事が進むか、楽しみでしたが、いい仲間に巡り合えて、毎日楽しく放送しています。

――コメンテーターの方は個性的な方が多いと思うのですが、どのようなことを意識して、話を振ったりしていますか。

 それぞれのコメンテーターさんの強みや得意分野があると思うので、それは頭に入れています。あとは、打ち合わせで言いたいことをあらかじめ聞いておいたりします。もちろん生放送の面白さもあるので、そのあたりはバランスをとりながらになります。

――月曜はハイヒール・リンゴさん、火曜はブラックマヨネーズ・吉田さん、木曜はメッセンジャー・黒田さん、金曜は小籔千豊さんがレギュラー出演しています。

 はい、賑やかで楽しいところは100%メンバーの皆さんに身を任せています。

――「生放送の面白さ」という言葉がありましたが、「生の怖さ」もあるのでは。

 今は、情報番組の中での発言がネットニュースになります。そうなることをある程度頭においてやってはいますね。テレビって色々な地域、色々な立場、色々な考え方の人が見ているメディアですから、考え方が偏らないようにバランス感覚は大事にしています。

家族と一緒に大阪へ

――ネットニュースで記事になったりすると、地方の放送局とはいえ、全国的に影響を与えることもあると思います。

 ただ、一部だけコメントが切り取られてそのコメンテーターが嫌な思いをしないようにはしたいです。コメントの真意がきちんと伝わるように補足したり、コメンテーターに追加の質問をして、詳しく聞き出すことは、意識しています。

――関西では初の帯番組ということでプレッシャーはありましたか。

 中途半端な気持ちでは受けられないということはもちろんありました。だからこそ、東京から(関西テレビのある)大阪に住まいを移して取り組んでいます。家族も一緒です。それはある意味、覚悟の表れかなと思っています。

――同じ時間帯には、「ミヤネ屋」「ゴゴスマ」などの強力なライバル番組があります。意識していますか。

 それはもうめちゃくちゃ意識しています。ただ、MCの宮根誠司さん、石井亮次さんは大先輩でキャリアもあります。キャラクターも全然違います。同じ時間帯でやらせていただくという意味では「先輩の胸を借りて、思いっきり頑張ろう」という気持ちです。背伸びをしてもしょうがないと思っています。

――宮根さんはズバズバ言う感じで、石井さんは冷静なコメントを言う印象があるのですが、青木さんご自身の特色はどこだと思いますか。

 自分は“毒”があったり、切り込んでいったりするタイプ ではないと思っています。何か突発的なことが起きたりした時にスムーズに“交通整理”ができればいいなと思っています。自分が前に出るというよりは、コメンテーターを生かす立ち位置にしっかり入れるかということを心がけています。

――最近は取り上げる話題も、“かじ取り”が難しいテーマが多かったように思います。

 起きていることに対する見方やとらえ方、感想はかなり多様化していると感じています。だからこそバランス感覚を磨くようにしています。時代の流れもすごく速いですし、周りの様々な人とコミュニケーションを取りながら、“アンテナ”をはり続けないと、どんどん取り残されるなと思っています。

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