「お笑いBIG3」でテレビに出続けるのは明石家さんまのみ タモリ、たけしとの違いは“距離感”

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テレビ愛は変わらず

 21年10月、新幹線車内で出会った赤ちゃんがさんまに反応し、それに笑顔で応じ続ける動画がネットで話題になったこともあるように、彼はファンサービスを惜しまないことでも知られる。「週刊SPA!」(2024、2/13・20号)で、さんまは関根勤(70)と対談しているが、プライベートで中学生に尻を蹴られた際に、「ナイスキック!」と返したエピソードが紹介され、こう語っている。

〈それで腹を立てて殴ったら、こっちが仕事を休まなければならなくなるから。カチンとはきたけどそう言ったんですよ。その言葉に驚いて、相手は直立不動になってましたね〉

 こうしたファン対応を行うきっかけになったのは、かつて箸袋にサインをしたことだったという。

〈そのときは失礼だなと思ったけれど、20年後にまた新幹線でその方と再会したら、「宝物なんです」と財布からその時の箸袋を出してきたんですよ。こうして一生大事にしてくれる人がいると思ってね、そこからすごく気が楽になりました〉

 結局、ここに来てBIG3 のうち、さんまが“ひとり勝ち”の状態になっているが、冒頭のエピソードでも紹介したように、さんまのテレビ(番組)に対する、深い愛情も大きく関係しているようだ。

「20年2月5日放送の『ホンマでっか』に俳優の山崎賢人さんが出演しました。その際、山崎さんは『寝る前にYouTubeを見出すと止まらない』と悩みを明かしました。するとさんまは、『山崎、アカンで。俺ら、テレビに出る人間の敵はYouTubeやねんで今!』と言い切ったのです。今はYouTubeをやっていないタレントたちの中にも、テレビより楽して稼げるならYouTuberデビューはしたいはずです。そんな中、さんまさんの発言からはまったくそんな気がないことが浮き彫りになりました」(前出・記者)

 昨年12月30日に放送されたテレビ朝日系『アメトーーク年末SP』(テレビ朝日)に出演した際、

「60でほんまに辞めるよ、お前たち(後輩芸人たち)に任すよって。ほんまに辞めようと思ってた」

 と告白したさんま。しかし、爆笑問題・太田光から、「このまま辞めたらかっこよすぎて我々困る」「(さんまが)落ちるところを見たい」と言われ、引退を撤回したことを明かしている。求められる限り、テレビに出続ける覚悟を固めたのだろう。さんまはテレビ界のレジェンドとして君臨し続けそうだ。

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