一時、崖っぷちと言われた「福山雅治」「綾野剛」が復活のウラ事情

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暴露で役者人生の危機に

 一方、予期せぬネット上での暴露で〝崖っぷち〟に立たされてしまったのが綾野剛(42)である。暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)など、5つの罪に問われた元参院議員のガーシーこと東谷義和被告(52)の原告の1人として名を連ねている。

 今月8日の公判で、検察側は東谷被告に懲役4年を求刑。法廷では、綾野の陳述文が検察側から読み上げられ、綾野は「俳優人生をめちゃくちゃにされた。許すことができない」と、同被告への処罰感情をあらわにしていたというが、それもそのはずだ。

「彼の所属事務所は『きちんと仕事をしていればいい』というスタンスだったので、プライベートは放任主義でした。その結果、綾野は一部週刊誌で泥酔して都心で立ちションをしているところを激写されるなど、酒グセの悪さが知れ渡っていたのです。俳優としては、演技力で成り上がってきたのでオファーは途切れませんでしたが、男女変わらず共演者との距離の取り方があまり分かっていないようで、『二度と共演したくない』という俳優陣も多かったものの、それでも仕事は安定していたんです」(芸能記者)

 ところが、東谷被告はYouTubeのチャンネルを開設した22年2月以降、次々と綾野の酒・女にまつわるスキャンダルを暴露。同年5月、ついに、被害者とされる女性を出演させるという、爆弾を投下したのだ。

「当時、綾野は数社のCMに出演し、主演を務めるTBS系ドラマ『オールドルーキー』の放送が決定していました。ところが、暴露の影響かCM契約は1社のみに。それでもドラマは予定通りに放送されましたが、東谷被告の暴露が嘘ではないのではと判断した関係者もいたようで、その後、新規のCMオファーはなく、テレビ出演もなし。結果として仕事は映画出演と、新しいところではNetflixで配信中のドラマ『幽☆遊☆白書』に出演していますが、芸能活動では深刻なダメージを受けてしまいました」(公判を傍聴した記者)

 そんな綾野の主演映画「カラオケ行こ!」が1月12日に公開され、2月5日には都内で大ヒット御礼舞台あいさつが行われたほど盛況だ。同映画は、変声期に悩む合唱部部長の男子中学生と、歌がうまくなりたいヤクザ(綾野)の交流をコミカルに描いた、和山やまさんの人気コミックを実写化した。

「カラオケという身近なテーマを題材に、中学生とヤクザのあり得ない交流が描かれていますが、笑いあり、涙ありの作品で女性客を中心に人気を集めています。中学生役の俳優たちのかわいさも人気を集める理由ですが、真剣になって歌唱力向上を目指す愛嬌のある綾野さんの演技も最高です。合唱部長に自分の歌唱力をジャッジしてもらおうと、X JAPANの代表曲『紅』を歌うのですが、裏声で高音を出して髪を振り乱し絶叫しています。また中学生と接する時に見せる優しげな表情など、今までの綾野さんとはガラッとイメージが異なります」(映画ライター)

 ここ数年、何らかの事件で俳優が逮捕されても「作品に罪はなし」の風潮がまかり通り、出演作品はそのまま公開される傾向にある。

「綾野さんはスキャンダルを暴露されたとはいえ、逮捕されたわけではないので、今後も映画のオファーは途切れないはずです。この映画で、イメージを回復できたと言われており、徐々にテレビドラマのオファーもあるのでは」(映画ライター)

 一昨年おおみそかには、長年交際していた俳優の佐久間由衣(28)と結婚。幸先のいいスタートを切った今年は〝出直し〟の年になるか。

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