チャールズ国王とヘンリー王子、和解の障壁となる「二人の人物」の名前とは

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 悩みの尽きないファミリーにまた一つ、大きな懸念が生じてしまった。英王室は2月5日、チャールズ国王(75)が「がん」にかかっていると公表。直後、次男・ヘンリー王子(39)が米国から駆け付けたことで“和解”の期待も高まったのだが、現実は程遠く……。

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 英国在住ジャーナリストが言う。

「王室は1月17日、チャールズ国王が翌週から前立腺肥大の治療を受けると発表しました。国王は26日からロンドンの病院に入院し、29日に退院。2月4日には、別邸のある東部ノーフォーク州サンドリンガムの教会の礼拝にカミラ王妃と出席し、沿道の人々と交流していましたが、翌5日に“治療中にがんが発見された”と、王室から突然の発表があったのです」

 がんの部位は「前立腺ではない」というのだが、

「進行の程度と合わせ、詳細は明らかになっていません。また、前立腺治療のアナウンスがあった先月17日、王室はキャサリン皇太子妃が入院し、腹部の手術を受けたとも発表しました。妃も国王と同じ病院に入院し、29日に退院していますが、症状については『がんではない』としか伝わっておらず、退院後もロンドン郊外ウィンザーの自宅で療養し、公務復帰まで数カ月かかる見通しです。健康に関する重要発表が王室から立て続けに出て、国民の間には不安が広がりました」(同)

1年4カ月ぶりに父と対面

 国王は一昨年9月、エリザベス女王の死去に伴い、英国史上最年長の73歳で王位に就いたばかり。そして、この“異変”を聞いてはせ参じたのが、2020年以降公務から退いていたヘンリー王子であった。

「王子は6日の午後、ロサンゼルスから11時間のフライトでヒースロー空港に到着。そのまま国王のロンドンの邸宅であるクラレンス・ハウスへ急行しました。そこで国王と30分余り面会し、翌日の15時には英国をたっています」(同)

 わずか25時間の英国滞在を終え、メーガン妃と2人の子が待つカリフォルニア州サンタバーバラへとんぼ返りしたヘンリー王子は、女王の死去以来、実に1年4カ月ぶりに父と対面を果たしたことになる。

「王子の回顧録『スペア』が昨年1月に刊行されたことで、王室との関係はいっそう険悪になっていましたが、国王との直接対話が実現したことで“雪解け”を期待する向きもあります。ですが今回、兄のウィリアム皇太子とは対面できませんでした。退院から間もないキャサリン妃の体調もありますが、その最大の理由は兄弟間の確執が消え去っていないからです」(同)

 実際に『スペア』には、19年にヘンリー王子の自宅を訪ねてきた兄がメーガン妃を“ぶしつけだ”などと批判したため口論になり、兄から暴力を受け背中にけがをしたとの記述が登場する。また、その前年、第3子を生んだ直後のキャサリン妃をメーガン妃が“赤ちゃん脳”などと揶揄したことから、ウィリアム王子(当時)と口論になったという回想もされているのだ。

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