虐待にいじめに五感喪失… 残酷設定超デカ盛りの月9「君が心をくれたから」から目が離せない

  • ブックマーク

 日本人が大好きな自己犠牲の物語。愛する人のために自分の夢や希望を諦めたり、身を退いたり捧げたり。そこに透けて見える「清らかさの強要」が苦手だ。自分を犠牲にしたら他罰的にならないだろうか。心のどこかで感謝されたいと思ったり、見返りを求めたりしないだろうか。自己犠牲には自己陶酔や自己満足がもれなくついてくるのではないだろうか。なんてことを考えながら、若い女性がたかが初恋で苛酷な自己犠牲を決意する月9「君が心をくれたから」を観ている。甘酸っぱい初恋を描くと思ったら過酷な喪失が待ち受けていて、その残酷さから目が離せなくなっている。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。