能登半島地震で発生した停電の元凶…先進国で唯一の“電柱だらけ”が被害の拡大を招いた
大地震の被害を受けた能登半島の復旧は、まだ途に就いたばかりで、地震発生から1カ月以上を経ても、痛ましい風景はほとんど変わっていないようだ。そんななか、停電に関しては、立ち入りが困難な一部の地域を除いておおむね復旧したのは、救いだといえる。しかし、電気に関して大きな問題が露呈したのも事実である。
現代においては、人間は水がなければ生きられないように、電気がなければ生きられない。いわば電気は「命綱」で、極寒の季節であるだけに「命綱」の重みは増している。...