巨人4番・岡本和真の次を誰が打つのか問題 まだ残る右打ち外国人スラッガー獲得の可能性

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有力視される選手の名前

「24歳のジョー・アデル外野手です。アデルはこれまでもマイナー降格を経験しています。でも、契約で次にマイナーに降格させるときは、ウェーバー公示しなければならないんです」(前出・米国人ライター)

 ウェーバー公示とは、選手の保有権を破棄すること。公表されて7日間のうちに他球団は譲渡の申し込みができるが、「買い手が付かない」というのが大方の予想だ。

「一時は期待の若手でした。打球の飛距離、遠投力、走塁のスピードはトップクラス、でも、ドジな一面もあるんです。俊足なのでフェンス直撃の大飛球にも追いつくことができる。追いついたものの、打球をグラブに当ててそのままスタンドインさせたことも、2度ありました。身体能力は高くても、野球センスがないのかもしれない」(前出・同)

 能力は高いがセンスがない。しかし、性格はマジメ……日本でしっかりと基本動作を教えたら、大化けする可能性を秘めている。

「日本ハムと契約したアンドリュー・スティーブンソン(29)が、巨人の本命だったという話もあります。レンジャーズ3Aのエリエ・ヘルナンデス(29)、フィリーズマイナーのウェストン・ウィルソン(29)、前ダイヤモンドバックスのカイル・ルイス(28)など、右の好打者のNPB行きも囁かれています」(前出・米国人ライター)

 阿部監督は、5番打者の理想像について、メディアの質問にこう答えている。

「できれば万能な選手を置きたい。ホームランバッターが5番だと接戦の終盤で坂本、岡本が出て無死一、二塁となった時にバントで送れない。何でもできる選手がいれば送って6、7番で勝負できる。それが一番理想。ホームランバッターを並べても各駅停車になってしまうし」(スポーツ報知1月1日付)

 同じインタビューで、新人の佐々木も候補に挙げていたが、育成選手で唯一、一軍キャンプスタートとなったエスタミー・ウレーニャ(24=右投右打)、昨ファーム戦で活躍したフリアン・ティマ(19=同)、2年目の萩尾匡也(23=同)らを大抜てきするという見方もある。

 その答えは、大物メジャーリーガーたちの所属先が決まる2月中旬以降となりそうだ。

デイリー新潮編集部

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