松本人志・性加害報道 アテンド役・小沢一敬のほうが扱いが難しい、と業界で言われているのはなぜか

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 昨年末に週刊文春が報じたダウンタウン・松本人志(60)の性加害疑惑。松本は1月22日に発行元の文藝春秋を東京地裁に提訴したため、今後は裁判の行方を見守るしかない。一方、同じ記事で被害女性らの“アテンド役”として報じられたスピードワゴン・小沢一敬(50)については、業界でも取り扱いに困っているという。

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 民放ディレクターは言う。

「松本さんに関しては『ワイドナショー』(フジテレビ)などで、後輩芸人たちがコメントをしています。もっとも、『裁判で白黒つけばいい』とか『事実がわからない』といった歯切れの悪い発言ばかりのため、SNS上では“擁護”とか“ズルい”と言った批判的な声が少なくありません。それでも話題になるだけマシです。松本さんが出演した収録済みの番組はそのまま放送されていますが、小沢さんの番組は放送が休止されたものもあります。小沢さんの場合、芸能活動を休止した理由などが把握し切れていないため、どう扱えばいいのかわからないのです」

 小沢については1月9日、彼が所属するホリプロコムはこう発表していた。

《スピードワゴン小沢一敬はこれまで通り活動を続けてまいります。/なぜならば、小沢の行動には何ら恥じる点がないからであります。/一部週刊誌の報道にあるような、(中略)飲み会をセッティングした事実は一切ありません。》

 ところが4日後の13日、一転して芸能活動の自粛を発表したのだ。

《小沢本人より、一連の報道において現在も関係者及びファンの皆様に混乱やご迷惑をお掛けしていることに強く責任を感じ、芸能活動を自粛したい旨の申し出がありました。/弊社としてはその申し出を受け、当面の間、小沢一敬の芸能活動を自粛することと致しました。》

芸人から話題にも出ない

 この変化について真正面から怒ったのは、グループ会社のホリプロに所属する和田アキ子だけだ。1月28日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS)でのこと。

和田:「(小沢の行動には)何ら恥じる点がない」と。それで私、ものすごく怒ったの。なんてこと言うの、と……。そういうこと(恥じる点はない)を言うなら、「でも、被害に遭ったと感じられる方には申し訳ございません」とか、そこを足さないかんと。そしたら3日か4日かして小沢のほうからやっぱり申し入れがあって、体力的にもダメだ、と。当分の間仕事は……と。それで(事務所の対応が)コロッと変わったような感じがする。

「おっしゃっていることはその通りです。ただし、所属事務所に対しても堂々と文句が言える和田さんだから言えることでしょう。芸人仲間たちは、彼についてはほとんど発言しません」

 小沢は吉本所属ではないからだろうか。

「彼の名前を出さないのは、“松本の問題”に巻き込みたくないからだと思います。飲み会をセッティングしたと報じられた小沢さんの責任から世間の目をそらすため、あえて名前を出さないのではないでしょうか」

 小沢を庇うために?

「“芸人の飲み会”“アテンド飲み会”の是非に話題が広がらないようにしているのでしょう。過去の飲み会を掘り起こせば、現在、テレビで活動中の芸人にも被害が及ぶ可能性があります」

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