田中真紀子が野党結集の呼び水に? 「小池都知事と組んで政権交代を画策しているフシが

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 正月気分が覚めやらない今月8日、東京・文京区の“目白御殿”こと、旧田中角栄邸が焼失した。角栄の長女・真紀子氏は「線香をあげていた」と説明したが、この失火が永田町で意外な注目を集めている。

「昨年12月、真紀子氏は自民党派閥の裏金問題に関する集会を国会内で開いた。各派閥が配布する、氷代やモチ代などの不明朗な金の流れを暴露しましたね」

 と言うのは政治部デスク。

「国会議員には月に130万円の歳費や旧文通費で、およそ230万円が支給されている。原資はすべて税金のため、改革の必要があることは明らか。真紀子氏は“与野党に改革案を提言する”と鼻息が荒かった」

 後日、ユーチューブの番組に登場した真紀子氏は、「嫌でも野党に投票するしかない。そうやって野党を有権者が鍛えるの」と与党批判と政権交代も訴えた。

「火事は彼女が久々に表舞台に登場した直後の出来事。自民党内でも臆測が飛び交い、“線香で豪邸が全焼するか?”“火元は別では”というものから“裏金や機密費などのタブーに触れて政権の怒りを買い、焼き討ちに遭った”との見方を口にする議員までいました」

陰謀論じみた見方まで

 田中家を知る永田町関係者が後を引き取る。

「失火にアメリカ政府の関与を疑う声もありました。米政府が公開している機密公電などでは、日中国交正常化や独自の中東外交に取り組んだ角栄を、ニクソン米大統領とキッシンジャー国務長官が強く警戒していたことが分かっている。角栄が失脚するきっかけとなったロッキード事件については“アメリカ政府が仕組んだ”とする説もある。確かに“調子に乗って政権批判をしていると父親と同じ目に遭うぞ”なんて脅しに見えなくもありません」

 もっとも、そんな見方を古参の自民党幹部は「さすがに陰謀論が過ぎるよ」と一笑に付す。

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