「好きな女子アナランキング」でも苦戦…なぜテレ朝で人気アナが育たなくなったのか
テレ朝では女子アナは育たない?
「以前は、他局に比べて女子アナの離職率が低く、労働環境はいいのではないかと思われていました。ところが、『報道ステーション』のキャスターを務めていた小川彩佳アナ(38)が19年春に退社したと思ったら、いきなり6月からTBSの看板ニュース番組『news23』のメインキャスターを務めて上層部を激怒させました。さらに、宇賀なつみアナ(37)が同年3月末で『羽鳥慎一モーニングショー』を降板しフリーに転身。エース級の2人の退社は同局にとって大ダメージとなりました」(プロダクション関係者)
宇賀アナ、小川アナが相次いで退社した当時の19年4月に入社した、元乃木坂46の斎藤ちはるアナ(26)は、入社時から明らかに破格の扱いだった。4月1日から「モーニングショー」において宇賀アナの後任として第2代アシスタントに就任。入社式に先立って同日朝より出演し、そのままエース候補として駈け上がると思われていた。
だが21年6月、当時、TBSアナウンサーだった男性との交際を「フライデー」(講談社)で報じられ、その男性が複数の女性と交際していたことが発覚した。斎藤アナは傷心だったはずだが、22年2月には年下男性との交際報道が。その報道が大きく影響したのか、同年4月で「モーニングショー」を卒業。直後から「グッド!モーニング」のメインキャスターに新加入したものの、以前からキャスターだったフリーの新井恵理那アナ(33)の方がメインの扱いだった。
「新井アナの結婚・出産に伴い、斎藤アナがメインとなったが、どうも印象が薄い。制作サイドも人気番組に局アナを使えばいいのに、深夜からゴールデンに昇格した『出川一茂ホラン☆フシギの会』には、TBSの夕方のニュース番組『Nスタ』でキャスターを務めているホラン千秋(35)を起用しています。自局の女子アナを人気者に育てようという意識はないですし、新卒採用でも、枠や型からはみ出さない、いわば無難な人材を選んでいる印象です」(先の記者)
かつてのテレ朝は、下平さやかアナ(50)アナが当時SMAPの中居正広(51)らとの交際が報道され、現在はプロ野球・巨人の長野久義(39)と結婚。武内絵美アナ(47)は少年隊の東山紀之(57)らと浮き名を流し、元テレ朝でフリーの徳永有美アナ(48)は、現在は夫になったウッチャンナンチャンの内村光良(59)との不倫が原因で退社に追い込まれるなど、かなり“風紀”が乱れている時期もあった。
「フジに負けずに女子アナをタレント並みに売り出そうとしていた結果、浮かれる女子アナも出てきてしまったのでしょう。早河洋会長が全権を握ってからは、華というよりも黒子的な役割ができる、実務能力の高い女子アナが好まれるようになり、採用にもその傾向が表れています。若者を中心にテレビ離れが進むこのご時世、かつてのように人気女子アナに番組を任せて視聴率を取る時代は終わりました。今後は他の局も、語学力や運動能力など、仕事に役立つ実務能力重視での採用になっていくと思います」(同)





