太宰治が愛した「ちょっといい」鉄道橋が撤去 イベントに集まった3千人の本音は
「電車好きの聖地」に
地上から跨線橋を見上げていた高齢の女性も
「今は九州にいる高校生の孫が3歳の時、よくこの橋に連れてきたんです。飽きることなく電車を見ていました。今日は息子に頼まれて写真を撮りに来ただけです」
この日発見できた太宰目当ての参加者は、友人を誘って来たという20代の女性1人だけだった。
「大学で太宰を研究していたので、以前にも来ました。今日は見納め。なんか、この雰囲気で太宰好きだと浮いちゃいますね(笑)」
「太宰が愛した橋」は、時が流れ、いつしか「電車好きの聖地」となっていた。
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