「ホステスにキス強要、首絞め」 前代未聞、2代続けて「セクハラ」「性加害」ENEOS前会長の「銀座では普通だよ」という酷い言い草

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「銀座では普通だよ」

 この間、女性は幾度も拒む仕草を見せたが、杉森氏は「銀座では普通だよ、こんなの」などとしつこく言い募りながら、別のホステスにも同様の行為を働いていたというのである。

「こうした状況が2時間近くも続き、さすがに見かねた他のホステスが“会長、こっちで歌いましょう”とカラオケを勧めたりしたようですが、それでは満足できなかったのでしょう。杉森氏はセクハラを続けてきた彼女のドレスを強引に脱がし、上半身は何も着けていない状態に……」

 これでもかと彼女を辱めた張本人は日本を代表する石油元売り最大手のトップであり、そこには沖縄を代表する企業の経営幹部が並んでいた。衆人環視の中で長時間、我慢を重ねてきた被害女性は頭の中が真っ白になってしまったのだろう。ドレスを剥ぎ取られたのをきっかけにして、堰を切ったように泣き崩れてしまったのだ。

「もう精神的にも限界だと店の方がホステスを交代させる形で、彼女を個室から解放したわけなんですがね。さすがに杉森さんたちは帰っていきましたが、懲りずに翌日も来店したとか」

肋骨の骨折などで全治2週間の診断

 どこまで彼はコトの重大性を認識していたのか。もはや呆れるほかないが、ようやく悪夢の時間から解放された被害女性は、体に異変を感じていた。

「帰宅した翌日、病院で検査を受けたところ、肋骨の骨折や、首がむち打ちのような状態となっていることが認められ、全治2週間との診断を受けたようです。強い腕力で杉森さんが迫り、それを拒もうと何度も抵抗したことが原因になったと思いますが、以来、彼女は仕事も満足にできておらず、当夜のことについては“怖い”“思い出したくもない”と口にして、強い精神的なショックを受けてトラウマを抱えているとか……」

 改めて被害女性に取材を申し込んだが、事件のことは振り返りたくもないと、口を開くことはなかった。

 さる業界関係者が言う。

「被害女性は、杉森氏に謝罪や治療費などを求めるために連絡を取ったそうですがね。応対したのは杉森氏個人ではなく、ENEOS本体だった。会社としてもさすがに隠し切れないと思い、辞任することで幕引きを図ろうとしたのでしょうけどね。けがの程度を考えれば本来は刑事事件になってもおかしくない。示談交渉はまだ継続中だそうですから、一個人となった杉森氏の後始末まで、はたして古巣が面倒を見るべきなのかどうか……」

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