鹿島アントラーズが募集した営業職の年収が1200万円? 気になる仕事内容は?

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〈【リモート可】営業戦略/年収:800万~1200万円〉

 そんな見出しの求人広告を出したのは、サッカーJ1鹿島を運営する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーである。

 最大値とはいえ「1200万円」とは思い切った値付けではないか。

「鹿島といえばジーコ。“プレイヤーズファースト”を掲げるジーコイズムは、スタッフにもリスペクトを求めるものだそうです」

 とJリーグ関係者が語る。

「なので、以前から鹿島のスタッフは他クラブと比べて高給でした。母体の住友金属が新日鉄と合併し、クラブの経営権がメルカリに売却されると、給料はさらにアップしたそうです。茨城県鹿嶋市は東京と比べて物価も家賃も安いので、可処分所得はかなりのものになるでしょう」

仕事内容は?

 優勝すると、選手や監督のみならずスタッフにもボーナスが振る舞われるが、その額も鹿島は突出していて、中には100万円もらったスタッフもいるのだとか。

 しかし、いったいどんな仕事をすれば1200万円ももらえるのか。

 同社広報担当に尋ねると、

「職種は“パートナーセールス”になります」

 パートナーとは俗にいう広告主。その新規開拓および既存広告主に対する営業業務である。ただ、

「単に『広告を出すのでお金をください』ではパートナー様にご満足いただけません。クラブをうまく使っていただくなど、広告以外のメリットをご提案することで、Win-Winの関係構築を目指しています」

 たとえば、スタジアムでペットボトルを集め、パートナーの飲料メーカーや製缶会社にリサイクルの場を提供する、なんていう施策を行っているのだとか。

 冒頭で紹介した広告は既に掲載期限を過ぎてしまったが、同内容の求人は現在も行っているのだそうな。

週刊新潮 2023年12月14日号掲載

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