TBS「ジョンソン」が視聴率1・9%を記録 民放局員は「出演者は楽しいかもしれないが、これは酷い内容ですね」

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 11月27日放送の月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(フジテレビ)の視聴率が4・7%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)。前作の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」の最低視聴率に並んだことに、業界はどよめいた。ところが、その真ウラには、さらに酷い数字の番組があった。

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 月9ドラマ史上最低タイの視聴率を記録した「真夏のシンデレラ」は、初回6・9%に始まり、それ以降は5%台が続き、第8話で4・7%を記録。全11話の平均は5・6%と、2018年1月期の「海月姫」と並ぶ歴代最低の平均視聴率となった。

「ONE DAY」はそれをも下回るペースだ。初回こそ7・8%だったが、第2話から5%台となり、第5話で4・8%、第6話で4・6%にまで落ちた。これは17年10月期の「民衆の的~世の中、おかしくないですか!~」に並ぶ、月9ドラマとしては単話での最低記録だ。民放プロデューサーは言う。

「以降も4%台が続いています。『真夏のシンデレラ』が4%台を出したのは1度だけですから、このままいけば月9ドラマ史上最低を更新するでしょう。しかも『ONE DAY』は、二宮和也、大沢たかお、中谷美紀のトリプル主演ですからね。スタッフも焦っていると思います」

 だが、下には下がいるという。

「同じ月曜夜9時のバラエティ番組『ジョンソン』(TBS)です。27日の視聴率は、何と1・9%でした。ゴールデンで1%台など、テレビ東京以外では久しくお目にかかっていない数字です」

 かつてダウンタウンがメインキャストを務めたバラエティ番組「リンカーン」を継承し、10月23日にスタートしたのが「ジョンソン」だ。それが苦戦していることは、11月2日にデイリー新潮が配信した「TBS『ジョンソン』不評のウラで戦略ミスの声 今後も伝説的バラエティの呪縛に苦しむのか」で報じた。だが、初回の視聴率は、まだ4%台だった。

空騒ぎするだけの番組

「それから3%台が続いていたのですが、とうとう1%台にまで落ちてしまいました。TBSは“エンタメでもっと明るく”をテーマに10月改編を行いましたが、これじゃお先真っ暗でしょう。この日の企画は“俺のベストキス発表会”で、レギュラー出演者の8人が自分史上最高のキス体験を駆け出しの女優相手に再現するというもの。大学生の飲み会以下のノリでした。出演者は楽しいかもしれませんが、一体誰が見るんですかね」

「ジョンソン」のレギュラーメンバーは、かまいたち(山内健司、濱家隆一)、モグライダー(芝大輔、ともしげ)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)の8人だ。

「『リンカーン』はダウンタウン(浜田雅功、松本人志)を筆頭に、さまぁ~ず(三村マサカズ、大竹一樹)、雨上がり決死隊(宮迫博之、蛍原徹)、キャイ~ン(天野ひろゆき、ウド鈴木)という人気者を揃え、2005年から13年まで放送された長寿番組でした。それを後継したという『ジョンソン』のメンバーは、新進気鋭と言えば聞こえはいいかもしれませんが、『リンカーン』が横綱級とすればやっと新入幕といったところでしょう。そんな芸人らが空騒ぎするだけの番組です。正直言って、見ていてだんだん腹が立ってきました。こんな番組を作るから、地上波離れなどと言われるんです」

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