「父親すら入信させられず…」「早逝した次男と納まる可能性が高い」 池田大作氏の墓はどこになる?

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 会員向けの学会葬も無事に執り行われ、後は各界著名人を集めた「お別れの会」が終われば、遠からず池田名誉会長の遺骨は墓に納められることになろう。だが、本誌(「週刊新潮」)が11月30日号で報じたように、池田家にまつわる墓は全国にあまた存在していた。その謎をひもとけば、自ずと池田氏の実像が見えてくるのだ。

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 終活ブームで生前墓が一般的になりつつあるが、池田氏に関してはまったく事情が異なる。存命の間にゆかりの墓を幾つも持ちながら、大半が埋葬には適さないというのだ。

 東京・大森生まれの池田氏は、先の大戦で長兄を亡くしている。その際、池田氏の父が地元の菩提寺に「池田家の墓」を建立。後に父の遺骨も同じ墓に納められた。

父親さえ学会に入れることができず…

 ところが、菩提寺にあった父と長兄の骨は、別の墓へ分骨されてしまう。この寺は真言宗智山派で、当時の学会が信奉していた日蓮正宗とは宗派が異なる。ゆえに池田氏は、同じ都内の八王子にある日蓮正宗の墓園に、新たに池田家の墓を建立したのだった。

 事情に詳しいジャーナリストが言う。

「池田氏は会員に“親兄弟や友人を折伏して入信させろ”と大号令をかけながら、自分は父親さえ学会に入れることがかなわなかった。お骨をそのままにしておくと、この事実が後世まで残ってしまうのを容認できなかったのではないでしょうか」

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