「ユニバーサルエンターテインメント」社長の「65億円裏金」疑惑 元執行役員が実名告白
4350万ドル送金問題
目下、パチスロ機メーカー最大手「ユニバーサルエンターテインメント」(UE)の富士本淳社長(65)が株主代表訴訟の法廷に立たされている。そのきっかけは、UE創業者、岡田和生(かずお)元会長の「爆弾証言」だった。
***
速報「7月5日に東日本大震災の3倍の津波が押し寄せる」予言で大混乱が… 台湾では「地震を機に中国が侵攻してくる」と防災グッズが爆売れ
速報「小泉米」の「カビ毒検査」は小売のモラルに委ねられる場合も 密かに行われていたルール変更に「ドン・キホーテ」の回答は
富士本社長より前に、岡田元会長は株主代表訴訟の被告となっていた。その訴訟では、資産管理会社「オカダHD(ホールディングス)」が抱えた焦げ付きを肩代わりさせるべく、UEの香港子会社に1億3500万香港ドルを融資させた疑いが持ち上がった。
結局、岡田元会長の上告が9月に棄却され、日本円でおよそ20億円にのぼるUEへの支払い命令が確定した。齢81にして、身ぐるみ剥がされそうな岡田元会長だが、その関連訴訟で明かしたのが謎の巨額送金の存在である。
2012年5月、富士本社長の主導で、UEから、Iなる弁護士名義の「HSBC銀行」の口座に4350万ドル(現在のレートで65億円)が振り込まれていたという。そして岡田元会長は、公私混同を理由に自らをお払い箱にした富士本社長こそ、不正送金に手を染めた張本人との主張を展開したのだ。
[1/2ページ]