侍ジャパン・井端新監督就任のキナ臭さ コーチ人事に「来オフの中日監督就任の予行演習?」の声も

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 侍ジャパンの監督に井端弘和氏(48)が就任したことで臆測が流れている。

「任期は1年。“ワンポイントリリーフ”ですね」

 と語る大手紙記者いわく、

「実は、井端氏にオファーする前に、何人かのビッグネームに断られたのです。というのも、来年オフは多くのプロ野球監督が任期満了となるため、彼らに出番が回ってくる可能性が高い。その際に侍監督だと、動きが取れなくなってしまうので、敬遠されたのです」

 ゆえに、監督経験がなく、選手としても失礼ながらやや大物感に欠ける井端氏に白羽の矢が立った次第。

 もっとも、かくいう井端氏も短期契約の方が好都合なのだとか。なぜなら、

「2年連続最下位の中日・立浪監督の任期は来季まで。井端氏もまた来オフに“ポスト立浪”を狙っているんです。実際、井端氏は1年契約よりも身軽になる“大会ごと契約”を希望したといいます」

原監督の“返り咲き”を見据えた人事?

 そんな井端ジャパンのコーチ陣が10月12日に発表された。

“ワンポイント内閣”といえども、そこにはさまざまな思惑が透けて見える。

 たとえば、井端氏の中日時代の同僚、吉見一起投手コーチ(39)。

「“ポスト立浪”で中日に呼ばれた際にコンビを組む、その予行演習でしょう」

 村田善則(49)、亀井善行(41)両氏がそれぞれバッテリーコーチ、外野守備・走塁コーチに就任したのも何やらキナ臭い。

「二人は、先ごろ巨人監督を退任した原辰徳氏の腰巾着ですからね。来オフ、原氏が侍監督に返り咲くことを見据えた“先乗り部隊”ではないでしょうか。そもそも侍ジャパンの運営会社は、読売グループからの出向者も多く、読売の子会社みたいなものですけど」

 初陣は11月16日のチャイニーズ・タイペイ戦だが……。

週刊新潮 2023年10月26日号掲載

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