国内スタートアップ評価額ランク2位の「給与前払いシステム」会社社長が“仮想通貨トラブル”

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国内ナンバー2

「給与前払いシステム」が専売特許の「アドバサ」は、今年1月の「国内スタートアップ評価額ランキング」で2位となった。ランキングを取りまとめる「スタートアップデータベース」による評価額は2301億円。AI開発を手掛ける企業の3539億円に次ぎ、国内ナンバー2のユニコーン(評価額1000億円超で、設立10年以内の未上場企業)の地位を得たのだが…。

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 アドバサの関係者によれば、

「19年3月、給与前払いシステムが“セブン銀行”の口座で使えるようになったと公表しました。さらに、同じ年の11月には、イオン銀行の口座でも利用可能に。その後も、“auペイ”や“LINEペイ”などで給与の前払いを受けられるようになったのです」

 そして今年1月、国内スタートアップ評価額ランクで2位に躍り出た。

「その発表直前、アドバサは“ユニコーンとして2000億円の評価を得て、資金調達を実施しました”とのリリースを出しました。それに基づき、スタートアップデータベースは評価額を2301億円と算定したわけです。とはいえ、新株の割当先や資金調達額などは一切不明のまま。確かなのは、(現社長の)小杉(朝光)さんがアドバサの上場を吹聴し、イオンなどから20億円前後を掻き集めたことです」

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