ウクライナのプラモデルメーカー「ICM」が伝える戦時下のリアル 日本代理店に送ったメッセージとは

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“ブレイヴ・ウクライナ”

 ただし、日本への輸出路は全く変わってしまったという。かつてはキーウから空路で商品を輸出していたが、今ではドイツまで陸路で運び、船便で世界各国に運んでいるそうだ。

「他のプラモデルメーカーはロシア軍の攻撃で被害を受け、会社機能をウクライナから他国に移したところもあると聞いています。ICMさんはメールで『我々は絶対にキーウから離れない』と伝えてくるなど、自国内での生産を重視しているようです」(同・営業部)

 こうした“不屈の精神”は、ロシアによる侵攻後に発表された商品内容にも反映されている。ICMは自国が戦時下ということを強く訴える「ブレイヴ・ウクライナ(勇敢なウクライナ)」というシリーズの生産を新たに開始したのだ。

 冒頭で紹介した商品がそれだが、ハセガワの公式サイトには他にも「ウクライナ軍 ZiL-131 武装トラック」「ウクライナ軍 URAL-43203 ミリタリーボックストラック」「ウクライナ空軍 ミグMiG-29 レーダーハンター w/HARMミサイル」といった“戦時下のリアル”を伝えるプラモデルが紹介されている。

「キーウから拠点を移さず販売を続けるという企業姿勢に、日本のプラモデルファンも『ICMのプラモデルを買って応援しよう』と呼応してくれています。ICMの造形は細かなところまで繊細なデザインが施されており、技術の高さも特筆すべきものがあります。今後も幅広い層にICMの魅力が伝えられるよう、日本での販売に注力したいと考えています」(同・営業部)

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